台風19号と水害対策について市長に申し入れを行いました。
10月21日、台風19号と水害対策について西岡市長に申し入れを行いました。市長からは、「部局と共有しできるところからやっていきたい」と回答をいただきました。
「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、しっかりと備えを要請しました。
小金井市長 西岡真一郎 様
台風19号被害の対応と水害対策等についての緊急申し入れ
2019年10月21日
日本共産党小金井市議団
たゆ 久貴
水上ひろし
板倉 真也
森戸よう子
12日に日本列島を襲った台風19号は、甚大な被害をもたらしました。堤防の決壊は7県の64河川で111カ所にもわたり、死者は約70名、行方不明者は10人に上り、消防などが懸命に捜索を続けています。
土砂災害は20都県241カ所、住宅の一部損壊が1974棟、床上・床下浸水など4万1600棟、断水は14都県で、11万5000戸以上に及んでおり、避難者数13都県で4000人を上回っています。
犠牲になられた皆様に対し哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
小金井市内では幸いに大きな被害はありませんでしたが、他人ごとではありません。これまでは主に地震に対する対策を強めてきましたが、水害が起こった時の万全な対応も求められています。避難所の在り方や避難勧告のタイミングなど防災計画や避難所運営マニュアルの検証が求められています。
私たち市議団には、市民からの多くの意見や要望が寄せられています。小金井市としても早急な対応を行い、今後に備えることが必要です。以下の点を緊急に申し入れますので対応をお願いします。
1.台風19号の救援活動について、市職員の派遣を行うこと。
2.救援ボランティアに参加する市民に対し、交通費等の援助やと救援バスの運行等、小金井市として支援体制を取ること。
3.今回自主避難所が市内4か所に設置されたが、高齢者からは「遠くて行けない」という声が寄せられました。今後はすべての一時避難所を開設するとともに、公民館や集会所も自主避難所として開放し、歩いていける距離に避難所を開設できるようにすること。
4.ホームレスについても避難できるようにし、排除しないこと。
5.自主避難所の毛布、食事等は持参となっていましたが、今後は自主避難であっても毛布や非常食等も提供できるようにすること。
6.自主避難所に簡易に取り扱えるワンタッチパーテーション(下写真参照)などの間仕切り、簡易ベッドを早急に備蓄し、プライバシーが守られ、女性や配慮が必要な市民が利用しやすい避難所を開設すること。そのためスフィア基準を参考にすること。
7.災害に伴う市民への勧告や指示はできる限り早めに行うこと。
8.地域安心安全メールを周知し、SNSも活用し情報が適宜市民に伝達できるようにすること。
ホームページがつながらなかったという声が寄せられました。ホームページの容量を増やし、情報が速やかに市民に伝わるようにすること。
9.家屋に住めなくなった場合の仮設住宅として、市内の都営住宅、アパート・マンションの空き室等を準備できるよう、不動産協会への協力を要請すること。
10.防災無線が雨の音や窓を閉め切っているため聞こえなかったとの声が寄せられました。防災ラジオや戸別受信機の無償貸出などの対策をとること。
11.市民から「現在の災害状況など問い合わせたが、「聞いていない」との回答だった。しっかりと答えてほしい」という声が寄せられている。疑問や不安が払しょくできるよう丁寧に対応すること。


以上